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手術当日


午後からの手術のために朝から絶食。

本を読んだり、M子からプレゼントされたパズル本を解いたりして過ごしましたが、食事の楽しみさえ無く時間を持て余してしまいます。





午前中には手術の山場である「点滴の針を刺す」がありました。

腕の血管が見えにくく、血液検査では針の刺し直しを何度かされていたので、手術の説明写真にあったように手の甲なら怖くないかと思っていましたが、看護師は針が動かない場所を探しますと腕からチェック。

「痛くないですか」 「怖いんですけど」 という私に 「針が長いので、男性でもこれは怖いと言う方がいますね。」とビビらせた後、両手で私の手を握り「大人だったら大丈夫です。」

そんな問題ちゃうやーん。

で、彼女が探し当てた場所は手首。

「動きやすそうなので、手術の後に刺し直した方がいいかもしれませんね。」

って、おいおい! 何でそんなとこに刺すねーん!




手術の前には足の血栓防止のために、きつめのハイソックスを履くことになっていましたが、左手は少しの動きでも針で痛いので使えず、次に来た看護師に手伝ってもらいました。

その看護師に付き添ってもらい、歩いて手術室へ向かいます。

手術室のフロアでエレベーターを降りると、ガラスドアの向こうのほうに昨日の背の高い看護師がいて、手を大きく振りながら笑顔で私を迎えてくれていました。

隣には今日の手術を担当(何の?)するという男性もいて4人で廊下を進みます。

「緊張してますか?」と聞かれ「針を刺したので、もう半分終わったようなもんです。」と気楽に答えると、男性はちょっと呆れて笑っていました。

手首の針の刺し直しを、麻酔が効いている間にとお願いし、CDを預けました。




予備室のような部屋を過ぎ、新しくて明るくて緑色の広い部屋の真ん中にポツンと手術台がありました。

手術用の服を着た4~5人の看護師たちに見守られ、ステージに上がる歌手のような、リングに上がる選手のような気分。

実際は、ただそこに横になって寝るだけなんですが・・・。

手術台は暖房が入っていてホカホカ。 布団もホカホカっていうより、暑くて汗ばんでるんですけど・・・。

2枚掛かっていた布団を1枚にしてもらいました。

意識が無くなったら、そんな事も言えず、それを感じもしないんでしょうね。

この時間のために選んだ曲は、ジョン・デンバーの「緑の風のアニー」。

この曲を聴きながら夢見るように麻酔にかかるという予定だったんですが、実際は瞬時に落ちました。




名前を呼ばれて目を開けた時は手術室で、「ありがとうございました。」と言ったのは覚えていますが、次に目を開けると病室でした。

それが18時半ごろ。 14時からの手術だったので予定より長くかかったようでした。

体には、たくさんの線が繋がっています。

左手の指には脈拍、腕には刺し直してもらった点滴の針、上腕には血圧、左胸には心電図のため3か所、足は血栓防止のポンプ、尿の為の管、口には酸素マスク、ベッドの柵にはナースコールとベッドのリモコンなどがありました。

K医師が様子を見に来たときに、横のテーブルに置いた時計を倒し、電池がずれて止まってしまったんですが、だいぶん時間が経ってからそれに気付いたものの時計に手が届かず、身動きができないつらさを感じ始めました。

傷はたまにズキッとするものの、恐れていたような痛みは無くて良かったんですが、痛くなってきたのは腰。

何度も見回りに来てくれる看護師の気配と、腰の痛みで寝られなかったんですが、足のポンプだけは人の手でマッサージしてもらっているような心地よさで、うとうと程度に眠りを誘ってくれて助かりました。

夜中は38度台の熱が出ていて暑く、足元の布団をめくり、何とか少しでも楽な体制を見つけようとゴソゴソするので、寝間着もはだけて酷い恰好。

辛い夜になりました。







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プロフィール

響

Author:響
好奇心が旺盛の面白がりで、発見・気付き・初めてが大好物!
見た目はおばさん、中身はおじさん?の主婦です。
老後の自分へのプレゼントとして、楽しい思い出を書き留めるつもりで、時々更新します。

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